2018年2月20日火曜日

【記者手帖】名前にまつわるエトセトラ

取材先のある企業の広報担当者が皆さん珍しい名字。いずれも初めて出会った名字で、由来を尋ねると何代も続く名家もあった。その企業の技術研究所を訪れると、ここにも珍しい名字がずらり。思わず、「珍しい名字しか採用してもらえないのでしょうか」と聞いてしまった◆新聞表記で頭を悩ますのが外国人の名前だ。企業などから来るリリースで人名がアルファベットで表記されていると、まずは片仮名に直すため読み方を確認する。あくまで日本語的な読み方であり、片仮名表記が難しい発音もきっとあるだろう◆日本人は「姓→名」、外国人は「名→姓」の順が多いと聞くが、カンボジアは日本と同じ並びであるなど、国によって異なる。ミャンマーのように姓がない国もある◆記事では日本人も外国人も最初はフルネームで、次は名字だけ記す。外国人の場合、ファーストネーム(名)とラストネーム(姓)を混同してしまい、デスクに直されていることも多い。名前は人にとって一生使い続ける大切なものだけに、丁寧に扱わなければいけない。(田)

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