2018年2月23日金曜日

【400t鋼板セルの据え付け進む】関東整備局京浜港湾、南本牧ふ頭CT工事の現場公開

 関東地方整備局京浜港湾事務所は、横浜市中区で進む「南本牧ふ頭MC-3、4コンテナターミナル工事」の現場を19日に公開した。

 京浜港(横浜港・川崎港・東京港)は、11年4月施行の改正港湾法で国際コンテナ戦略港湾に指定された。南本牧ふ頭では、アジア主要国と遜色がないコスト・サービスの実現に向け、世界最大級のコンテナ船も受け入れ可能な大規模コンテナターミナル整備が進められている。

 横浜港南本牧ふ頭のMC-3・4コンテナターミナルは、国内最大級のコンテナ岸壁として整備。MC-3地区は15年に供用を開始した。現在、MC-4地区で大規模地震発生時における国際物流機能を維持するため、大水深の耐震強化岸壁工事が進行している。

 海底の起伏が激しく複雑な軟弱地盤層が分布しているため、岸壁本体部直下の軟弱な海底地盤をSCP工法とCDM工法で改良。1函の重量が約400トンという巨大な鋼板セルを合計16函設置し、岸壁本体を築造する。現在、最後の鋼板セルを据え付ける作業が進められており、19年内の供用開始を目指して工事は最盛期を迎えている。

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