2018年2月26日月曜日

【23年4月までに新校舎整備】東京理科大、葛飾キャンパス(東京都葛飾区)を拡充

 東京理科大学(本山和夫理事長)は23年4月ごろの完成を目指し、東京都葛飾区の葛飾キャンパスで新校舎建設を検討する。

 野田キャンパス(千葉県野田市)にある薬学部の移転など学部再編を計画しており、新校舎の建設で基盤整備を図る。学部再編によって同キャンパスの定員は、現在から約2300人増える見通しだ。

 葛飾キャンパスの所在地は新宿6の3の1(敷地面積3万6243平方メートル)。理学部や工学部などを配置し、13年4月に開校した。現在の学生数は約5000人。

 新校舎は同キャンパスの隣接地(新宿6の3602の4、6、敷地面積4827平方メートル)に整備する。東京理科大は23日に土地を所有していた区と売買契約を結んだ。金額は20億8849万8211円。新校舎の着工まで緑地やイベント会場として暫定利用する。

 計画によると、23年4月に「機能デザイン工学科」(仮称、定員440人)を同キャンパスにある基礎工学部内に新設。25年4月には野田キャンパスにある薬学部(1000人)と大学院薬学研究科(210人)、理工学部の一部(320人)を葛飾キャンパスに移す。

 時期は未定だが基礎工学部の1年次での長万部キャンパス(北海道長万部町)の使用を廃止。4年間一貫して葛飾キャンパスを使用する。1年次の基礎工学部の定員は360人。長万部キャンパスは国際教育の拠点として活用する方針だ。

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