2018年2月27日火曜日

【2020年度供用めざす】むつ市総合アリーナ(青森県)、18年度予算案に工事費計上

青森県むつ市は、おおみなと臨海公園(真砂町)に計画している「総合アリーナ」の建設に18年度着手する。当初予算案に工事費など37億24百万円を計上した。20年度の供用を目指す。

 計画では、臨海公園の敷地3万2539平方メートルに市民の健康増進の場となる体育館を整備する。規模はRC一部S造2階建て延べ約7900平方メートル。公園内のウェルネスパーク(屋内運動施設)やウェルネスはらっぱる(防災緑地)、大平アリーナと連携し、スポーツだけでなく、市民の憩いの空間として公園一帯を整備する。駐車場も確保する。

 基本設計によると、1階にメインアリーナとサブアリーナを並列配置し、最大でバスケットコート3面に対応。2階には1000席の観覧席と1周約200メートルのランニングコースを配置する。カフェコーナーやキッズコーナー、ラウンジも設ける。

 アリーナ上部は鋼管システムトラスによるアーチ状の屋根を架構し、雪による負荷を軽減。外周部に堆雪デッキや陸屋根を配置することで落雪による事故を防止する。

 概算事業費は用地や設計委託、本体工事、什器備品などを含めて約45億円。このうち建設本体費は約39億円を見込む。今春に設計を完了し、18年度内の着工を予定している。

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