JR東京駅八重洲口前で第1種市街地再開発事業を計画している「八重洲二丁目北地区市街地再開発組合」は11月下旬、総延べ29万平方メートル超の複合ビル2棟の建設に着手する。
いずれも設計は日本設計が担当。施工者は決まっていない。22年8月下旬の竣工を目指す。都が公表している情報によると、総事業費は2398億円を見込む。
対象区域は東京都中央区八重洲2の1と2の一部、3(区域面積1・5ヘクタール)。既存建物群の解体工事が竹中工務店の施工で進んでいる。事業では区域をA-1(敷地面積1万2390平方メートル)とA-2(同1044平方メートル)の2街区に分け、1棟ずつ複合ビルを整備する。
A-1街区の建物はS一部SRC・RC造地下4階地上45階塔屋2階建て延べ28万7200平方メートル、高さ240メートルの規模。事務所と店舗、ホテルのほか、区域内にあった区立城東小学校の新校舎が入る。地下階には国際空港や地方都市を結ぶ高速バスが発着するバスターミナルと駐車場などを設ける。
A-2街区は事務所や店舗、駐輪場・駐車場などが入る低層のビルを建設する。建物の規模は同地下2階地上7階塔屋1階建て延べ5860平方メートル、高さ41メートル。このほか、道路などの公共施設も整備する。
事業には事業協力者として三井不動産、コンサルタントとして都市ぷろ計画事務所が参画している。
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