2021年4月13日火曜日

【記者手帖】驚き桃の木山椒の木

 スポーツは人に感動を与えるとよく言われる。自分の場合はスポーツは人をびっくりさせるだった。第93回選抜高校野球大会、俗に言う「春の甲子園」が1日に神奈川の東海大相模高校の優勝で幕を閉じた。毎年楽しみにしているほどの熱狂的な甲子園ファンではないが、出身県の出場校は気に掛けている◆今回の出場校を見て驚いた。自分が高校生時代は女子校だった高校が出場していたためだ。共学になったのは5年前という。創部から日が浅いのに、甲子園出場に導くとは優れた指導者がいるものだと感心した◆監督の名前を見ると見覚えがあった。記憶を巡らせると小学校の同級生と一致した。自分が所属していたスポーツ少年団とは違い、彼はリトルリーグに所属していた。中学、高校、大学と野球を続け、他県の高校で長く監督を務めていたようだ◆惜しくも1回戦で敗れたが、最終回に1点差まで追い詰める粘り強さを見せた。今後の活躍が楽しみだ。まもなく東京五輪。開催までに紆余(うよ)曲折あったが、感動や驚きに満ちあふれた大会になることを望む。(田)

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