2021年4月12日月曜日

【三菱地所とTBSHD、2棟総延べ22万㎡規模】赤坂二・六丁目地区開発(東京都港区)の環境アセス書案作成

 三菱地所とTBSホールディングス(HD)は、東京都港区で計画する複合開発「(仮称)赤坂二・六丁目地区開発計画」の環境影響評価(環境アセス)書案をまとめた。

 総延べ約22万平方メートル規模となる「東館」「西館」の2棟を建設する。環境影響調査業務と設計は三菱地所設計が担当。2022年度から準備工事に取りかかる。西館が27年度、東館は28年度の完成を目指す。

 計画地は赤坂2の14ほか(敷地面積1万4200平方メートル)。既存のオフィスビル「国際新赤坂ビル」の東館と西館をそれぞれ建て替える。

 東京都庁などで9日に縦覧を開始した評価書案によると、新東館は地下4階地上44階建て塔屋1階延べ17万9000平方メートル。最高高さは約240メートルとなる。低層部に商業、業務機能を高層部に配置する。新西館の規模は地下2階地上23階塔屋1階建て延べ4万2000平方メートル、最高高さ約120メートル。劇場やホールを低層部に配置する。高層部にホテルが入る。2棟とも構造は地下SRC・RC造地上S造。約500台分の駐車場を設ける。

 ビル建て替えに合わせて地域冷暖房施設を整備する。約6400平方メートルの面積を計画する緑化計画などで、生物多様性の確保につなげる。東京メトロ赤坂駅にアクセスできる地下コンコースを設け、歩行者動線を拡充する。事業は国家戦略特別区域会議で、都市再生プロジェクトにエントリーしている。今年にも都市計画手続きを終える見通しだ。

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