2021年4月5日月曜日

【「ヨドコウ桜スタジアム」、座席数は2.5万席】セレッソ大阪新本拠地、改修工事が完了

  サッカーJ1セレッソ大阪の新本拠地となる「長居球技場」(大阪市東住吉区長居公園)の改修工事が完成し、セレッソ大阪スポーツクラブ(藤田信良代表理事)が中心となって設立した桜スタジアム建設募金団体(森島寛晃代表理事)が1日、大阪市に寄付した。

 結婚式や入学式など各種イベントにも対応する多機能型スタジアム。名称は「ヨドコウ桜スタジアム」となる。寄付収受式の前に竣工式が行われた。

 2009年にセレッソ大阪が市に改修を提案。1期、2期工事に続き、19年7月に3期工事を開始。北サイドスタンドを拡張し、バックスタンドと南側サイドスタンドを改築したほか、屋根を設置した。座席は2万5000席。「日本一の親近感」を目指し、スタンドからピッチまでが5・7メートルと臨場感のある観戦を追求した。アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の規格にも対応し、ラグビーやアメリカンフットボールにも使用できる。

 寄付収受式で森島代表理事は「スタジアムが子どもたちに夢を与え、素晴らしいプレーで感動と元気を届けたい」とあいさつ。大阪市の松井一郎市長は「スポーツのにぎわい拠点としてスタートする。大阪市民に愛され、親しまれ、みんなが集える場所になるよう全力で応援する」と感謝した。

 3期工事の設計はIAO竹田設計と竹中工務店、施工は竹中工務店がそれぞれ担当した。

 竣工式にはJリーグの村井満チェアマン、IAO竹田設計の金峰鐘大社長、竹中工務店の田ノ畑好幸専務執行役員らが出席し、スタジアムの安全と工事の完成を祝った。

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