2021年4月19日月曜日

【回転窓】チューリップと青空と編隊

  いただいた球根から育てた5株のチューリップが咲きそろった。イタリアのスポーツカーのような赤に黄が差し色。かがんで見てくれた小学1年生になったばかりの児童の姿がほほ笑ましかった▼チューリップは気温に反応する傾熱性が特徴。昼と気温差のある夜には花が閉じるが、咲いたままの日がずいぶんと増えた。季節は着実に進んでいる▼チューリップが咲き誇り、工夫を凝らして飾られる富山・砺波チューリップ公園。今年のチューリップフェアは立山黒部の「雪の大谷」を模した高さ4メートルの回廊や、3段植えのオランダ風花壇などが登場する。その上空を航空自衛隊のブルーインパルスが22日に展示飛行する▼70回を迎えるフェアの開幕と富山駐屯地の拡張工事竣工を記念するとともに、新型コロナウイルスに対応する医療従事者と関係者、県民に感謝を込めて。富山県を飛行するのは初めてという▼東京を飛んだ昨年5月29日には多くの人が感謝の気持ちを込めて空を見上げた。穀物の成長を促す恵みの雨が降る二十四節気の穀雨の季節だけれど、色とりどりの花と青空に6機編隊が映える天気になるよう祈っている。

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