2021年4月30日金曜日

【事業費700億円、来年1月の着工目指す】長崎スタジアムシティプロジェクト、実施設計・施工の優先交渉権者に竹中工務店ら

スタジアムなどの鳥瞰イメージ
(構想段階のため変更の可能性がある。ジャパネットHD提供)

  長崎市にある造船所跡地を大規模開発する「長崎スタジアムシティプロジェクト」で、実施設計と施工の優先交渉権者が決まった。スタジアムやホテルを建設するI工区は竹中工務店、アリーナやエネルギーセンターを整備するII工区は戸田建設を選定。戸田建設はオフィス棟を建設するIII工区も担う予定。駐車場棟(IV工区)の優先交渉権者は松尾建設。

 プロジェクトは通販大手・ジャパネットホールディングス(HD)のグループ会社、リージョナルクリエーション長崎(長崎市、高田旭人社長)が企画・運営。来年1月の着工を予定している。完成目標は2024年。事業費は700億円を計画している。

 建設地は三菱重工業長崎造船所幸町工場跡地(長崎市幸町ほか、約6・9ヘクタール)。サッカーJリーグV・ファーレン長崎のホームとなる約2万席のスタジアム、約5000席のアリーナ、約270室のホテル、オフィス、商業施設などを建設する。

 竹中工務店はスタジアム棟・ホテル棟・南商業棟(S・RC造16階建て延べ約10万6800平方メートル)、戸田建設はアリーナ・サブアリーナ棟・エネルギーセンター棟(SRC・RC一部S造4階建て延べ約2万6300平方メートル)とオフィス棟(S造13階建て延べ約4万1800平方メートル)、松尾建設は駐車場棟(S造6階建て延べ約2万平方メートル)をそれぞれ施工する予定。実施設計は基本設計担当者とJVを結成して行う。

 PM(プロジェクトマネジメント)業務はジョーンズラングラサール、CM(コンストラクションマネジメント)業務は三菱地所設計、基本設計業務は環境デザイン研究所・安井建築設計事務所JVが担当。

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