2021年4月5日月曜日

【巨大壁画で復興機運を後押し】大林道路ら、双葉中央アスコン(福島県双葉町)にアート作品

  大林道路が参加する福島県双葉町の双葉中央アスコンの外壁に巨大な壁画アートが誕生した。高さ約4m、幅約40mの外壁に、いくつもの巨大な手が綱を握って何かを引き寄せる様子が描かれた。

 オーダーアートを手掛けるOVER ALLs(東京都世田谷区、赤澤岳人代表)が東日本大震災からの復興に向けて企画した壁画プロジェクト「FUTABA Art District」の制作に、大林道路と双葉中央アスコンが協力した。

 製作期間は3月10~12日。「次の未来を見据える」との思いから、東日本大震災が発生した3月11日の翌日に完成した。壁画のタイトルは「HERE WE ARE」。「双葉町が自分たちの居場所」という意味を込めた。壁画のデザインに当たっては同町の伝統イベント「ダルマ引き」から着想を得て、人々が力を合わせ、東日本大震災からの復興の手綱を引いていくイメージを重ね合わせた。

 双葉町は東日本大震災に伴い、全町避難指示区域に指定されていたが、2020年3月に一部区域の避難指示が解除され、立ち入り規制が緩和された。22年春頃を目標とされている住民帰還に向けて、双葉町をアートで盛り上げ同町の活気を取り戻したいとの思いから、プロジェクトを立ち上げた。

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