2021年4月21日水曜日

【横浜臨海部に新名物】泉陽興業の常設都市型ロープウェーが22日開業

  レジャー関連施設の企画や運営などを手掛ける泉陽興業(大阪市浪速区、山田勇作社長)が22日、横浜市西区のみなとみらい(MM)21地区で、国内初の常設都市型循環式ロープウエー「横浜エアキャビン」を開業する。

 JR京浜東北根岸線の桜木町駅東口駅前広場と新港ふ頭の運河パークを約5分で結ぶ。延長は約630メートル。横浜都心臨海部の回遊性向上や新たなにぎわい創出を目指す。

 ルートは汽車道沿いの海上で、停留所は桜木町駅前と運河パークの2カ所。支柱は地上2基(高さ約10メートル)と海上3基(約40メートル)。キャビン(8人乗り)数は36基。ロープウエー本体の製造と組み立ては日本ケーブルが担当。海上基礎工事は東亜建設工業、駅舎の設計は山下設計、建設はピーエス三菱が担当した。照明計画は世界的な照明デザイナー・石井幹子氏が監修している。

 ロープウエー事業は市が2017年に公募した「まちを楽しむ多彩な交通の充実」で採用した提案の一つ。横浜都心臨海部に新たな交通ネットワークを形成するとともに、移動自体を楽しむことと新たな景観づくりなどがコンセプトだ。

 17日には関係者らを招き試乗会を開催。約1500人がランドマークタワーや横浜新市庁舎などが一望できる空中散歩を一足早く楽しんだ。

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