日本設計は、熊本地震で被災した熊本城(熊本市中央区)の天守閣復旧を記念し、5月28日に動画投稿サイト・ユーチューブで内部を公開する。同社を含む復旧に携わった専門家が集結し、熊本城の歴史や修復工事で採用された技術や知見を披露する。来訪者が工事の進捗(しんちょく)を見学する新設の特別見学通路も紹介する。
2016年4月に発生した地震で、熊本城の石垣は7万9000平方メートルに達する総表面積のうち、約3割に当たる2万3600平方メートルが崩落した。天守閣を含め甚大な被害に見舞われた熊本城の復旧で同社は修復設計を担当。地域のシンボルである熊本城の来訪者に「開かれた復旧工事」を見てもらうため、特別見学通路の設置も提案した。
公開する動画タイトルは「熊本城の過去・現在・未来」。26日に一般公開が始まる天守閣の復旧を記念し、天守閣の内部空間や見学通路の映像を配信する。設計に携わった同社と施工を担当した大林組の社員ら関係者がパネルディスカッションを行う。時間は午後4~6時。参加無料。日本設計のユーチューブチャンネルで視聴可能だ。
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