2016年3月24日木曜日

【106作品の頂点は…】デザイン女子NO.1決定戦、名古屋で公開審査

 全国の建築・デザイン系の女子学生を対象とした卒業設計・製作の公募コンペティション「デザイン女子NO.1決定戦2016NAGOYA」が22、23の両日、名古屋市昭和区のサーウィンストンホテルで開かれた。

 22日は2次審査を通過した8作品の公開審査が行われ、大内真理奈さん(東京工業大学、写真中央)の作品「木のまちの輪廻」がデザイン女子ナンバーワンに選ばれた。

 建築や都市、インテリア、プロダクトなど空間に関するデザインについて、「女子」という視点とキーワードを介して議論することで、建築業界やデザイン業界に新たなムーブメントを起こし情報を発信することを目的に企画された。同決定戦実行委員会事務局(椙山女学園大学)が主催し、総合資格学院らが特別協賛している。

 5回目を迎える今回は全国から106作品の応募があった。公開審査では、1次審査を通過した47作品の中から選ばれた8人のファイナリストによるプレゼンテーション、審査委員との質疑応答が行われた。

 審査は永山祐子氏(永山祐子建築設計、審査委員長)、岡田栄造氏(京都工芸繊維大学大学院准教授)、岩月美穂氏(studio velocity)、馬渕晃氏(AKIRA MABUCHI DESIGEN)、村上心氏(椙山女学園大学大学院教授)が務めた。

 デザイン女子ナンバーツーは菅沼結衣さん(椙山女学園大学)の「記憶の継承-豊川海軍工廠跡地再生計画-」、ナンバースリーは長谷川友美さんの「まちなかこども園-地方都市再生に向けた地域貢献施設-」が選ばれた。

 表彰式では上位3人には表彰状と副賞、入賞を逃したファイナリストにも特別賞が贈られた。総合資格学院の竹谷繁愛知県統括支店長は「建築、インテリア業界は人材が不足し、業界で女性が活躍するチャンスは広がっている。われわれは資格取得の面で支援を行っており、活躍を後押ししていきたい」と述べた。

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