沖縄県沖縄市は、ECI(アーリー・コントラクター・インボルブメント)方式を採用する多目的アリーナ施設の施工予定者を選ぶ「(仮称)沖縄市多目的アリーナ施設等整備実施設計技術支援業務委託」の公募型プロポーザルで鹿島・仲本工業・太田建設・富建JVを選定し、17日付で随意契約を締結したと公表した。契約額は1270万円。業務履行期限は12月28日。
今後、施工予定者は技術的提案や経済的提案を行い、市、実施設計者との3者で工法や仕様などについて協議を進める。実施設計完了後に見積もりを取り予定価格の範囲内であれば工事請負契約を締結する。
多目的アリーナ施設はプロバスケットボールを中心としたスポーツ興業やコンサート、コンベンションなどを開催できる施設としてコザ運動公園内(山内1丁目、諸見里2丁目)の現在は屋外ステージがある敷地に計画。
建物規模はRC一部S造5階建て延べ約2万6200平方メートル。移動式を含め最大で1万1000人規模の観客席を備えたメインアリーナ、サブアリーナ、トレーニングルームなどを設ける。関連工事も含めた総工費は約159億円(うち本体工事費約136億円)。工期は約27カ月。20年度の供用を目指す。
CM(コンストラクション・マネジメント)業務は日建設計コンストラクション・マネジメント(NCM)、実施設計業務は梓設計・創建設計事務所・アトリエ海風JVが担当。
(パースは完成イメージ、提供:沖縄県沖縄市)
0 comments :
コメントを投稿