◇誤差をゼロに、災害をゼロに◇
私は2016年春に入社しました。この業界に就業希望した理由としましては、私は中学のころ地元の宮城県で「東日本大震災」を経験し、沿岸部での被害も実際に現地で目の当たりにしました。
幸い、私の自宅は内陸にあったので被害は少なかったのですが、沿岸部での被害はとても衝撃的でした。その時、その光景を見て私は「これからの東北を支えるのは建設業なんだ」と心の中で思いました。そのころから建設業で働きたいと思い、地元の工業高校の土木情報科に進学し、この業界に入りました。
現在は、岩手県の沿岸部で「復興道路」として高速道路とトンネルを施工する仕事をしています。1年目ということもあり、今の仕事の多くは測量なのです。きれいな道路、きれいなトンネルを造るためにも誤差をゼロに近づけられるよう日々努力しています。
中学・高校のころから東北の復興工事に携わりたいという思いがあり、今こうして直接的に東北・岩手の復興の仕事をしているということが私にとってのやりがいであり、誇れる仕事だと思っています。
建設産業への要望としましては、現場での災害をゼロにするということです。そのためにも職員・作業員一人一人が不安全行動をしない、させない、黙認しないという心掛けを持って、自分を含め作業してもらえたらなと思っています。少しでも早く東北の復興を終わらせることが私の将来の夢です。
(宮城県出身、山田第2トンネル作業所、いたがき・ゆうや)
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