首都高速道路会社は8日、18日に開通を予定している首都高速道路横浜北線(横羽線~第三京浜)の横浜北トンネル内で神奈川県警や横浜市消防局らと合同防災訓練を実施した。
事故や災害発生時の迅速な対応と関係機関との相互連携を確認するのが目的。宮田年耕社長も現場に立ち、実働訓練を見守った。
参加したのは首都高速会社、県警、横浜市消防局と協力機関9者の合計約100人。横浜北線下りの横浜北トンネル(横浜市港北区北新横浜2の7)内部で乗用車4台、4トン貨物車2台、大型バス1台の多重衝突事故が発生したと想定。消防による救助と消火訓練、走行不能車の排除、避難者の誘導、けが人の搬送など一連の救助作業を連続して行った。
訓練に先立ち宮田社長は「トンネルは最新の防災設備を備えているが、実際の訓練が重要だ。マスコミに公開することで一人でも多くの利用者に消火設備や避難通路の場所などを知ってもらいたい」と訓練の意義を強調した。
横浜北線の路線名は高速神奈川7号横浜北線。開通するのは生麦JCT(ジャンクション、鶴見区生麦)から横浜港北JCT(都筑区川向町)までの延長約8・2キロ。このうち横浜北トンネルは延長約5・9キロで路線の約7割を占め、市内最長の道路トンネルとなる。
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