鹿島は27日、女性の視点で現場の環境改善に取り組む「鹿島たんぽぽ活動」のうち、神奈川県で施工中の京急大師線工事での活動が日本建設業連合会(日建連)の第2回「日建連けんせつ小町活躍推進表彰」で優秀賞を受賞したと発表した。
柔軟な勤務体制の導入や女性専用設備の整備、現場見学の積極的な受け入れなどが評価された。
この現場では、妊娠期に現場管理業務を軽減し、育児期にはフレックスタイム制度を利用できるなど、個人のライフサイクルに合った勤務ができるよう配慮している。男性社員も配偶者の出産後2週間の育児休業を取得できるようにし、育児参加を後押しした。
日々の業務では、共有サーバーやメールの活用により、作業所内で情報共有を図ると同時に、各業務に正・副担当を付け、互いにフォローする体制を構築した。現場方針「業務には組織全体で取り組む」に基づいた現場運営を徹底した結果、職員一人当たりの時間外労働時間が前年度に比べ約10%縮減できたという。
女性専用設備として、セキュリティー対策を万全にしたパウダールームを現場内に設置。脱衣所を併設したシャワールームやヘアメイクもできるプライベートスペースなどを設けた。
現場見学会や協力会社の女性技術者の長期研修、女子学生のインターンなどを積極的に受け入れ、実際の職場環境を体感してもらった。
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