栃木県那須塩原市は17年度、総合スポーツ拠点の整備に向けた検討に着手する。市では、体育館やプールの稼働率が高い一方で、施設の老朽化が進んでいることなどが課題となっている。近く正式決定する「スポーツ推進基本計画」に整備の検討を位置付ける方針で、新たな施設の必要性を探っていく。
市には現在、にしなすの運動公園と塩原B&G海洋センターに体育館と屋内プール、くろいそ運動場と青木サッカー場、三島体育センターに体育館があり、このほか、夏季だけ利用できる那珂川河畔公園プールがある。体育館が5カ所、プールが3カ所あるものの、いずれも05年の市町村合併前に整備された施設であり、立地場所も分散している。市民アンケートでも、複合施設を求める要望が増えているという。
こうした状況を踏まえ、老朽化が著しい施設の統廃合を含め、内部検討を始める。スポーツ団体など関係者からの意見聴取も視野に入れている。
来年度には、主に屋内施設を対象とする「後期スポーツ施設整備計画」を取りまとめる予定。総合スポーツゾーンの整備が望ましいと判断した場合には、この中に盛り込んでいく流れとなる。
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