2017年3月30日木曜日

【17年度中に方向性提言】鹿児島市、スタジアム整備検討協議会の初会合開く

鹿児島市は、サッカーJリーグ3部(J3)に所属する鹿児島ユナイテッドFCのホームスタジアムの整備について検討する「サッカー等スタジアム整備検討協議会」(会長・井上佳朗鹿児島大学特任教授、13人)を設置し、このほど初会合を開いた。

 今後、スタジアム整備の必要性や施設のコンセプトなどの検討を進め、17年度中に市長に提言する予定だ。

 協議会は有識者やスポーツ関係団体、経済関係団体の代表らで構成し、全体で5回の会合を予定。当面は施設の必要性を検討し、必要性が認められれば新たなスタジアムの整備主体や施設のコンセプト、規模、機能、建設地、事業スケジュールなどを具体化する。

 ラグビーなどサッカー以外の競技団体の代表も協議会の委員となっており、サッカー以外のスポーツでの利用も検討する見込み。北九州市など先進地の視察も予定している。

 鹿児島ユナイテッドFCがホームスタジアムとする県立鴨池陸上競技場(与次郎)は老朽化が進み、現在は国体に対応するためメインスタンドや屋根部分の改修工事を行っている。

 Jリーグではライセンスの交付基準の一つにホームスタジアムの収容人数がJ1は1万5000人以上、J2は1万人以上であることを定めており、スタジアムの整備はJ1・J2昇格を目指す上での課題。このため16年11月の市長選挙で再選された森博幸市長はスタジアムの整備検討を公約に挙げていた。

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