2017年6月26日月曜日

【回転窓】2人の若きリーダー

先日、国土交通省主催の建設産業女性活躍推進会議で、就労環境の整備を通じて女性の戦力化を積極的に進める企業のトップから貴重な話を伺えた。三承工業(岐阜市)の西岡徹人社長と由井電気工業(東京都渋谷区)の由井健太郎社長の2人。ともに1970年代生まれの若手経営者だ▼三承工業は企業風土の改善などによって全社員が輝く働きがいのある会社づくりに注力。子どもと一緒に出勤できる独自制度など仕事と家庭の両立を支援している▼由井電気工業は女性が楽しく長く働きたくなるような会社を目指す。社員の要望を取り入れた魅力的なオフィスに改装したり、カジュアルウエアのデザイナーと共同で女性用作業着を開発したりしている▼いずれも形式的でマスコット的な女性配置を一切せず、女性社員が長期的なキャリアを描けるような仕組みづくりを実践。社長自ら意識を改め、社員の仕事への意欲を高める取り組みに力を注ぎ続けている▼両社とも、女性社員の増加・活躍とともに業績も順調に上向いてきた。経営の改善は人の改善。それには「まずは社長の意識変革」という2人の姿が印象深かった。

1 件のコメント :

  1. 建築作業は「力仕事」だけでは無い。計画や算段、積算や対役所作業・周辺への説明・資金調達や施主・地元・設計会社・工事会社など、世間的信用を得る研究や、不慮の事故や工事途中の積算金額のズレの修正・コメント値の如何からも必要と思われる。それには老若男女は無関係。だが、出来得れば、前記チカラの有能な若者に、建築や開発などを、今後、担って頂きたい。

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