2017年6月13日火曜日

【優勝は藤工業・森島直高さん】鉄工協、都内で鉄筋技能大会開く

 東京鉄筋工業協会(鉄工協、知念辰昇理事長)は11日、鉄筋の組み立てや結束の腕を競う技能大会を、東京・綾瀬の城東職業能力開発センターで開いた。

 現場で活躍する会員企業の職員16人が参加し、藤工業の森島直高さんが優勝した。森島さんは11月に行われる第2回全国鉄筋技能大会に鉄工協の代表として出場する。

 技能大会では、1級鉄筋技能士の試験科目にハラ筋一段を追加した製作課題について、所定の時間内でいかに精度良く鉄筋の組み立てと結束を行うかを競い合った。標準時間の1時間20分を過ぎると減点対象となり、打ち切り時間は1時間40分とした。

 優勝した森島さんには、知念理事長から賞金30万円と記念品のゴールドハッカーが手渡された。森島さんは、「社長からアドバイスを受けながら練習を重ねた。普段通りの力を出せば優勝できると信じていた。全国鉄筋技能大会では、鉄工協の代表として頑張りたい」と喜びを語った。2位は南武の白濱啓太さん、3位はフルノ鋼業の橋本重雄さんだった。

 2年前に開かれた第1回全国鉄筋技能大会の優勝者が鉄工協の会員企業の職員だったことから、知念理事長は森島さんに対し、「連覇を目指してほしい」と期待を寄せた。第2回全国鉄筋技能大会は、11月24~26日に千葉・幕張で開催される「鉄筋EXPO2017」の目玉企画の一つになっている。

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