2017年6月28日水曜日

【ノベルティーで竹中の環境活動PR】TAKリビング、木製スマホスタンドが好評

 竹中工務店グループのTAKリビング(東京都江東区、星拓治社長)が、内装材の木端材を活用して製作したノベルティーグッズが、顧客などに好評だという。

 従来は廃棄していた内装工事で発生する木端材を利用し、「T」字にかたどったスマートフォンスタンドを作成。各種展示会の際にノベルティーとして配布し、リユースとグループの環境活動PRという一石二鳥の効果を生んでいる。

 TAKリビングは、竹中工務店が全額出資する造作木工事・内装工事の施工専門会社だが、建設現場の内装工事で発生する木端材の処分が長年の課題となっていた。

 特に、最近は需要が多いマンション工事で内装下地材として使うラーチ合材の端材が多く、長さ1820ミリ×幅97ミリの端材が月に300枚ほどたまる。この端材を有効活用できないかと、竹中工務店の広報部と共同で企画したのが、グループのノベルティーティグッズとして製作したスマホスタンドだ。

 スマホスタンドは、22センチ×9センチほどの板一枚でできており、中央部分がT字形に切り抜けるようになっている。「一枚の板で完結する」「プラモデル感覚で木のぬくもりに触れてほしい」というコンセプトから組み立て式を採用した。

 本体とつながっているT字の型を自分で切り抜き、T字の縦棒部分を本体に差して組み立てると、板が自立し、横棒部分にスマホを立てかけられる。1枚の端材からはスマホスタンド8枚ができ、成型の際におがくずが出る以外は、新たな端材を出さずにほぼすべてを有効活用できる。

 スマホスタンドは、28日から30日まで東京国際展示場(東京都江東区)で開かれるインターフェックスジャパンの竹中工務店のブースで配布するほか、今後は営業ツールとしても活用する予定だ。

 星社長は「これまでは廃棄しかなかった端材の見方が変わった。今後は他の端材も活用して新しいものが作れないか挑戦していきたい」と話す。

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