2017年6月29日木曜日

【3棟総延べ25万平米】NHK放送センター(東京都渋谷区)、建替本格スタート

東京都渋谷区にあるNHK放送センターの建て替え事業が本格スタートする。

 現在地で建て替え事業を段階的に進める計画で、新たに建設する施設は3棟、総延べ床面積約25万m2の規模となる。日本放送協会(NHK)は27日、建て替え事業の初弾案件となる「NHK放送センター建替工事」の一般競争入札を公告した。

 18年4月には落札者を決め、2020年東京五輪の終了後に着工する。

 新設する施設は延べ7万㎡の情報棟、16万㎡の制作事務棟、2.1万㎡の公開棟の3棟。初弾案件には施設全体の基本設計や、情報棟の実施設計・施工などが含まれる。

 建て替え事業は複数の工区に分けて進める。第1期として建設する情報棟は20年秋に着工し、25年の運用開始を目指す。第2期以降の工事をどう分割するかは今後固めるが、28~30年に制作事務棟の1期棟、33~35年に同2期棟と公開棟を整備する計画。人工地盤や駐車場整備を行い、36年の全体完成を予定している。

 設計・建設費の参考額(放送設備費は除く)は情報棟が600億円、制作事務棟と公開棟は合算で1100億円を見込んでいる。

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