2017年6月30日金曜日

【18年3月までに方向性取りまとめ】日ハム、ファイターズ新球場建設構想公表

スタジアムと周辺エリアのイメージ
プロ野球・北海道日本ハムファイターズと親会社の日本ハムは29日、北海道の札幌市か北広島市で建設を検討している新球場について、現段階での施設構想を発表した=イメージ。具体的な規模や総事業費は未定。イメージによると球場はスライド式の開閉屋根を採用し、球場周辺には商業施設や宿泊施設などを配置する。「北海道のシンボルとなる空間」をコンセプトに、球場を核とした国際競争力のあるライブ・エンターテインメント・タウンを目指すとした。

 札幌市内の球団事務所で会見したファイターズの三谷仁志事業統轄副本部長は、施設規模について「建設候補地の建ぺい率などを考慮すると一概には言えない」と前置きした上で、「スタジアム単体で5ヘクタール、スタジアムを含めた施設全体ではイメージの実現に20ヘクタールの敷地が必要」との試算結果を明らかにした。建設地は決定していないものの、多少の変更を加えれば、建設候補地に挙がっている3カ所のいずれでも建設が可能と見込んでいる。
メインストリートのイメージ
施設に導入する機能は球場の他に商業施設、宿泊施設、選手が利用するクラブハウス、オープンカフェなどを想定。具体的な内容については今後詰めていく方針だ。

 建設候補地には現在、道立産業共進会場(札幌市豊平区)と八紘学園所有地(同)を合わせた13ヘクタール、北海道大学構内の10ヘクタール(札幌市北区)、きたひろしま総合運動公園(北広島市)の36ヘクタールの3カ所が挙がっている。
スタジアムの俯瞰イメージ
北海道日本ハムファイターズと日本ハムは昨年12月、新球場建設構想に関するタスクフォースを設置。現在の本拠地である札幌ドーム(札幌市豊平区)を撤退して独自の球場を建設する構想について検討を進めており、18年3月までに一定の方向性を示すとしている。
ロッカールームなど施設内部のイメージ

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