2017年6月28日水曜日

【回転窓】ボードゲーム人気再び

昭和生まれの世代には懐かしい「ボードゲーム」の人気が高まっているという。遊びの世界でもアナログは捨てたものではないとこのブームを歓迎したい▼テーブルやこたつの上にボードゲームを置き、家族や友達と時間も忘れて熱中した思い出のある方は多かろう。最近は現代風にアレンジされたゲームなどが人気のようで、今月初めに東京都内で開かれた玩具見本市「東京おもちゃショー」にも多くの商品が出展された▼その一つが野球盤。「カラーの電光掲示板が搭載され、臨場感が増した」と1日の時事通信が報じていた。野球盤は1970年代を中心に少年たちから高い人気を集めたゲーム。中でもエポック社が発売した「消える魔球」装置付き野球盤は当時、一大ブームを巻き起こした▼日本弁理士会の広報誌『PATENT AttorneY』の最新号が、この魔球にまつわる特許の話題を取り上げている。「特許明細書に架空の球種が登場する珍しい例」と弁理士の中川裕幸氏は解説する▼ボードゲームの人気に再び火がついた理由を探ると、デジタル時代に忘れられていたものを見つけられるかもしれない。

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