スポーツ庁と経済産業省は15日、数千~数万人を収容する多機能・複合型のスタジアムやアリーナの整備促進策として、設計や維持管理のポイントなどをまとめた「スタジアム・アリーナ改革ガイドブック」を作った。
2025年までに全国に高収益型のスタジアムやアリーナを20カ所整備する政府目標の達成を後押しする。今後、進ちょく状況などを踏まえ工事や運営のポイントも追加掲載する。
ガイドブックでは、スポーツ以外のイベントも常時開催したり、収益施設を併設したりするスタジアムやアリーナの整備を構想・計画する官民の事業者に対し、「稼ぐ」視点からの施設の設計や維持管理のポイントを解説。5月に作った「スタジアム・アリーナ整備に係る資金調達手法・民間資金活用プロセスガイド」の内容も盛り込んだ。
スタジアムやアリーナの整備が地域のにぎわい創出に貢献している国内外の事例も収録。開発済みまたは開発中で、スタジアムやアリーナでの実用化を目指すICT(情報通信技術)などの最新技術を使った観客向け試合データ配信サービスや施設の統合管理システムも紹介している。
スポーツ庁は、サッカーJリーグのJ2やJ3、昨年秋に始まったプロバスケットボール・Bリーグ、18年秋の開幕を目指す卓球・Tリーグの設立を視野に、これらのプロチームの本拠地としてスタジアムやアリーナの整備が進展するとみている。
0 comments :
コメントを投稿