2017年6月20日火曜日

【いわき中央~広野間27km】20年度完成目指し常磐道4車線化起工

 福島・宮城両県沿岸を縦断する常磐自動車道の暫定2車線区間(いわき中央~岩沼間128km)のうち、福島第1原発南側のいわき中央~広野間(27km)を4車線化する工事が始まった。

 東日本高速道路会社が17日、福島県いわき市内で着工式を開き、工事を本格始動させた。昨年6月の4車線化事業の認可から約1年での着工。国土交通省東北地方整備局が建設中の復興道路・復興支援道路と同じ2020年度の完成を目指す。

 広野以北では宮城県の山元インターチェンジ(IC)までの2車線区間(87km)に6カ所の追い越し車線を新設。山元~岩沼間(14km)を4車線に広げる。同社は山元~岩沼間の4車線化にも近く着工するための準備を進めている。


 いわき中央~広野間が4車線化されれば、東日本大震災や福島第1原発事故の復旧・復興の障壁になりかねない高速道路の渋滞が大きく緩和されるとみられている。

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