選手村となる晴海5丁目西地区再開発事業の計画地 (ⓒ tokyo2020) |
選手村の宿泊施設は、一つの住戸に複数の選手が寝泊まりできるよう、室内を建具で仕切ったり、複数のユニット浴室を設けたりする。撤去する設備機器などは▽給湯器約3900台▽シャワーユニット・トイレ約900台▽3点ユニットバス約4900台▽エアコン約1万5000台-などと試算。仮設の間仕切りやフローリング材、天井材も撤去対象になる。
都は撤去した機器類などを他の公共施設に転用するなど、再利用の方法を内部で検討している。ただ撤去する数が多いため、民間事業者などを対象にリユースや記念品への活用など、幅広いアイデアを募集することにした。募集期間は6月9日~9月29日。電子メール、FAX、郵送のいずれかで受け付ける。窓口は東京都オリンピック・パラリンピック準備局大会施設部施設整備第一課。意見を送る場合、必ず「選手村3Rの取組」と明記のこと。
晴海5丁目西地区第一種市街地再開発は、五輪前をⅠ期事業として5-3街区にRC造地上15・17階建ての中層棟4棟、5-4街区に地上14・18階建て5棟、5-5街区に地上14・16・18階建て6棟、5-6街区に14・16・18階建て6棟をそれぞれ建設する。
五輪後のⅡ期事業で高さ180m、地上50階建てのタワーマンションを5-5街区と5-6街区に各1棟追加整備。5-7街区には地上4階建ての商業施設1棟を建設する。
Ⅰ・Ⅱ期事業で整備する建築物の総延べ床面積は68万5493㎡、住戸数は5632戸を計画している。
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