1万5000席モード㊤と5000席モードの完成イメージ。 大会後に屋外避難階段の撤去やデッキの縮小などが実施される (2017年11月時点、フォローアップ報告書より) |
2016年9月以降に実施した競技施設の見直しを踏まえ、当初計画で2万席規模だった観客席数を1万5000席規模に縮小。大会後に座席や屋外避難階段などを撤去して観客席数を5000席規模まで縮小する。施設の建築面積は大会時が約3万㎡で大会後が約2万8000㎡。延べ床面積は約6万5500㎡を約5万6000㎡にする。
階数(地下1階地上4階建て)と構造(S造一部SRC・RC造)は大会前後で変わらない。大会後にはデッキなどを撤去したスペースを活用して約170台分の駐車スペースを確保する(施設配置図参照)。
施設の基本設計は山下設計。実施設計と施工がDBで一括発注され、2016年1月に大林組・東光電気工事・エルゴテック・東洋熱工業異業種JVが受注者に決定した。工事は建築、電気、給排水衛生、空調の四つに分割。建築は大林組・鉄建・西武建設・TSUCHIYAJV、電気は東光電気工事・栗原工業・新生テクノスJV、給排水衛生はエルゴテック・櫻井工業・池田煖房工業JV、空調は東洋熱工業・大成温調JVがそれぞれ担当している。
計画変更に伴いフォローアップ報告書では工事による建設廃棄物の排出量、再利用量なども変更した。建設発生土量は約12万6500m3(変更前約16万9100m3)で、99%に当たる約12万5200m3(約16万7400m3)を再資源化する。
山留工事に伴う建設泥土は約4600m3(約6000m3)が発生し、このうち約4400m3(約5700m3)を再資源化。再資源化率は95%となる。コンクリート塊や金属くず、廃プラスチックなどの廃棄物は約2100t(約2465t)の発生を見込む。フォローアップ報告書は日本工営が作成した。
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