2017年12月20日水曜日

【徳川家光創建の寛永度天守復元】宮内庁「江戸城天守復元模型設計他業務」、トータルメディア開発研に

宮内庁は簡易公募型プロポーザル方式で選定していた「江戸城天守復元模型設計ほか業務」の委託先をトータルメディア開発研究所(東京都千代田区)に決め、830万円で契約を結んだ。予定価格は833万円だった。

 業務では1638年に徳川3代将軍家光が創建した江戸城「寛永度天守」の復元模型を製作・設置するための設計を行う。履行期間は18年3月23日まで。

 寛永度天守は、金のしゃちほこを乗せた木造5階建て延べ4000平方メートルの規模。高さ45メートル(天守台を合わせると59メートル)と全国最大の天守閣で、1657年の明暦の大火で焼失した。現存天守で最大規模の姫路城の2・5倍の大天守だったとされる。焼失後は天守台だけが残っている状態。設計図の基となる1枚の「建地割図」が今も残っている。

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