2017年12月6日水曜日

【インフラ整備の担い手、名を刻む】技術者名記載銘板、南新井前橋線改良工(日輪寺工区)に設置

群馬県は、インフラ整備を担った技術者の名前を記載した銘板を設置する取り組みを開始した。

 初弾は、改良工事を行った「一般県道南新井前橋線(日輪寺工区)」。設計や改良、舗装、安全施設の各工事を手掛けた会社名と技術者名を明記。技術者の意欲向上や社会資本整備の意義のPRなどに役立てる。設計仕様も明記しており、維持管理の面からも有効活用される。

 初弾の銘板には、設計を担当した技研コンサルや、施工を担当した池下工業、泉野建設、塩原建設、品川工業、月白工業、前橋地建、ダイケンテクノ、日装、ヒロタの社名と、管理技術者や主任技術者、監理技術者の名前がそれぞれ記されている。発注機関の前橋土木事務所の名や、延長、設計交通量なども記載している。

 技術者名を記した工事銘板の設置は、大型構造物では例があるものの、小規模の工事では実施されていなかった。県は「こうした工事銘板をできるだけ取り付け、技術者のやりがいを引き出したい」(県土整備部)と話している。

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