北海道日本ハムファイターズが公表した新球場構想のイメージ |
新球場構想を巡っては、北海道北広島市の「きたひろしま総合運動公園」(約36ヘクタール)、札幌市の道立産業共進会場と八紘学園所有地(同)を合わせた13ヘクタールと、北海道大学構内の10ヘクタールの3カ所が建設候補地に挙がっていたが、日本ハムが真駒内公園を検討対象に追加したことから真駒内公園が札幌市内の最有力候補として浮上した。
真駒内公園の所在地は札幌市南区真駒内公園3の1(敷地面積84・7ヘクタール)。公園内の用途地域は第1種低層住居専用地域に指定されており、建ぺい率40%、容積率80%が上限となっている。
市は球場整備に当たって考慮すべき事項として、▽球場建設は屋外競技場周辺で検討すること▽既存樹木の保全▽市が検討している真駒内駅前地区の土地利用再編との連携▽公園内施設更新に併せた新たな機能導入の可能性検討▽真駒内駅からの移動手段の確保-などを示した。
屋外競技場は、市の2026年冬季オリンピック・パラリンピック開催概要計画の中で二つあるスピードスケートの会場候補の一つとなっていたが、市はもう一つの候補である帯広市の「明治北海道十勝オーバル」での開催に向けて検討する方針を決定。屋外競技場をオリンピック会場として活用する案が消えたことにより、屋外競技場周辺での球場建設が可能になった。
日本ハムは新球場の建設地を、真駒内公園か、きたひろしま総合運動公園の2カ所から選定する見通し。
北広島市が昨年12月に球団に提案した「ボールパーク構想」では、JR千歳線に新駅を設け、スタジアムの周辺にホテル、ショッピングモールなどの集客施設を配置する案を示している。
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