東京都が夜間も楽しめる都内の景観づくりの一環として策定する「公共施設等のライトアップ基本方針」の素案を公表した。
外国人旅行者の増加が見込まれる2020年東京五輪とその先を見据え、当面の重点エリアに東京駅・皇居(千代田区)周辺、赤坂迎賓館(港区)周辺、隅田川・臨海部(墨田区、中央区ほか)の3カ所を選定した。
対象施設は国や自治体が管理する文化・スポーツ施設、歴史的建造物、道路、橋梁、河川、港湾、駅、空港など。個々の施設をライトアップするだけでなく、川や道路の光ともつなげて面的な広がりを持たせるイメージだ。まずは公共施設から先行して取り組み、徐々に民間施設へと普及させていく。
例えば、東京駅・皇居周辺のライトアップは、日本橋川沿いの再開発で今後整備される公共施設や、皇居前広場などで推進。20年度までに、国管理の旧江戸城外桜田門、和田倉橋、皇居前広場、都管理の行幸通りでライトアップを新たに実施する。
整備・維持管理コストを抑えるため、照明設備にはLEDや再生可能エネルギーを積極的に採用する。希少生物の生息が確認されている場所や、住民生活に影響を与える場所でのライトアップは控える。
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