兵庫県西宮市は、中央体育館や陸上競技場などがある西宮中央運動公園(河原町、中屋町、約6・6ヘクタール)の再整備に向けた基本計画策定の中間状況を公表した。
いずれの競技施設も建設後50年以上が経過しており、市は16年3月に策定した再整備基本構想を基に事業の具体案を検討。新競技施設の配置計画案を示したほか、事業手法ではBTO(建設・移管・運営)方式のPFIを導入する。基本計画策定支援業務はパシフィックコンサルタンツが担当した。
基本計画策定の前提条件として、▽市のスポーツの中核施設となる体育館の整備▽他種目かつ高稼働に対応する陸上競技場の整備▽施設利用者の自動車利用への対応▽地域の防災拠点機能▽浸水対策-などの点に配慮する。スポーツ施設と多目的広場を含めた公園施設を一体的に整備するため、都市計画や用途規制の変更手続きも行う。
配置計画では東側に新体育館、西側に新陸上競技場を整備。両施設をつなぐように「スポーツ&レクリエーションゾーン」と「文化交流ゾーン」を配置し、市民の健康づくりとにぎわい創出を図る。
駐車場は南西側に整備する。PFIで事業を実施することで、効率・一体的な運営とコスト削減を見込む。
予定では18年度初めごろに基本計画を策定した後、都市計画変更手続きを進め、20年度内にPFI事業者を選定する。同年度末に設計に着手、22年度に着工し、25年度に体育館、27年度に陸上競技場の供用開始を予定。総事業費は約147億円を見込む。
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