デジタルコンテンツの配信事業などを手掛けるDMM.comは12日、沖縄県豊見城市で「DMMかりゆし水族館(仮称)」を開業すると発表した。
通常の水槽展示に加え、最新の映像技術を駆使した多彩な空間演出を展開し、生物の多様性や独自性を体感・学習できる施設とする方針。設計・監理は大建設計が担当。施工者は決まっていない。19年上半期の着工、20年上半期の竣工・開業を予定。初年度の入場者数の目標を210万人と設定している。
計画地は、大和ハウス工業が美らSUNビーチ隣接地で開発予定のショッピングセンターの敷地内(豊崎3)。那覇空港から車で約20分、専用シャトルバスで約30分圏内に位置する。
大和ハウス工業が開発する建物(S造3階建て)の1~2階部分(延べ8066平方メートル)をDMM.comが借り受けて水族館を運営する。
同水族館では実際の海洋生物の展示と最新映像技術を組み合わせ、リアルとバーチャルが融合した海洋体験を提供する。
具体的には最新の視覚表現を活用し、季節や時間の変化、沖縄の澄んだ海や亜熱帯気候が織りなす美しい自然などを味わえる空間演出を実現する。
海洋生物以外にも、沖縄地方を中心としたさまざまな動植物と触れ合える「インタラクティブ体験」もできるようにする。開発中の技術や特許技術などがあるため、導入技術の詳細は公表していない。
同水族館が完成すれば沖縄県内2カ所目の水族館となる見込み。DMM.comは、同水族館の開発・運営に当たり、県内での水族館運営に知見がある企業と技術提携に向けて協議している。
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