2017年12月8日金曜日

【多目的アリーナは6000席超】佐賀県総合運動場等整備、年内にも基本設計プロポ公告

 佐賀県は多目的アリーナの新設や総合運動場陸上競技場の改修などを行う「総合運動場等整備」の基本設計業務の委託に向け、年内にも公募型プロポーザルを公告する。

 18年3月中旬から下旬ごろに最優秀提案者を選定し契約を結ぶ見通し。18年秋ごろまでをめどに基本設計を進める予定だ。

 総合運動場等整備は23年の国体・全国障害者スポーツ大会に対応するために計画。複数年にわたりさまざまな工事が重複し複雑な工程となるため、技術的・専門的な支援を受けるため、山下ピー・エム・コンサルタンツにコンストラクション・マネジメント(CM)業務を委託している。

 複数の施設整備を行うが、基本設計は主要な施設を対象に一括で業務委託するもよう。実施設計と施工の一括発注なども視野に入れているが、実施設計以降の発注方式は基本設計と並行して18年度に検討する。

 基本計画によるとバスケットボールコート3面規模のメインアリーナや6000席以上の観客席を備えた多目的アリーナ、カフェやレストランなどが入居するテナント棟を新設する。

 総合運動場陸上競技場は第1種基準を満たすための雨天練習場整備や改修を行い、水泳場は屋外50メートルプールを屋内プールに改修する。各施設間にはペデストリアンデッキを設ける。テニスコートの整備・改修なども行う。

 事業場所は佐賀市日の出の総合運動場エリア約24ヘクタール、総合体育館エリア約3・4ヘクタール。22年度の工事完了を予定している。

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