強い寒波の襲来とともに本格オープンするスキー場が増えてきた。その一つ、突然の閉鎖から11年を経て今冬再開した新潟県妙高市の「ロッテアライリゾート」(旧ARAI MOUNTAIN&SPA)▼国内屈指の豪雪地帯で標高もある旧ARAIは広大な非圧雪エリアが代名詞。腰まで埋まるさらさらの粉雪と、きらきら輝く雪しぶきを求め、多くのスキーヤー、スノーボーダーが訪れた。読者の中にも再開を待ち望んだ人がおられるかもしれない▼今年の本紙は「働き方改革」に沸いた一年だった。週休2日制、時間外労働の自主規制、統一土曜閉所の拡大…と関連記事は今月4日時点で1000件に達した▼「3連休が増えた。月1回の土曜閉所では不十分」。ある業界団体の全国会議で幹部が休日確保の必要性を強調していた。若い担い手を確保し、健康で快適に働き続けてもらわなければ産業の将来はない。働き方改革は来年も焦点になりそうだ▼「新アライ」は雪崩対策を徹底し非圧雪を売りにするという。金曜に早く帰って板にホットワックスを掛け、翌日は粉雪にくるまれる。働き方改革への期待は大きい。
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