同駅から徒歩約5分、周囲には大学の美術館や中央図書館のほか、中央公園などが立地している。用途は商業地域(容積率400%、建ぺい率80%)でアリーナ整備に併せて飲食店や物販店の配置も可能だ。
同大はプロジェクトの具体化を目指し、近く民間資金の活用や具体的な事業スキームを検討するコンサルタント業務を発注する。18年1月中に委託先を決定し、同6月までに調査結果を取りまとめて公表する。
同大は多機能・複合型スポーツ施設整備とまちづくりを連動させるため、スポーツ庁による「スタジアム・アリーナ改革推進事業」の1期公募に名乗りを上げていた。同大の提案は9月に採択され、「アリーナを核とした街づくり協議会・実務者競技会」を立ち上げ、新アリーナの整備計画を詰める作業に入っている。
体育系の学部を持つ国立総合大学という強みを生かし、スポーツを中核にIT(情報技術)、健康、芸術などさまざまな分野との連携を模索。アリーナを活用した新ビジネスの創出、地域活性化につながる施設の配置を目指している。アリーナ収容規模は7000~8000人を想定。2020年ごろの開業を目標に置く。
イベント開催時の動員数や日常的な施設運営、市場規模、整備費や維持管理コストなどを検討して計画に反映。スポーツ庁は必要に応じてマーケティングや設計、施工などの専門家を派遣して計画策定を支援する。同大は閣議決定済みの日本再興戦略2016、未来投資戦略2017に基づき政府がスポーツ産業の拡大を目指している流れや、4月に施行された改正国立大学法人法で保有資産の第三者貸与が可能になった状況を踏まえ、土地の有効活用策としてアリーナ新設を計画している。
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