◇国際観光地の魅力向上へ◇
東武鉄道は、栃木県日光市に建設するホテル「ザ・リッツ・カールトン日光」の施工者を東武建設に決めた。今後契約する。既存建物の解体工事も同社が手掛けていた。2月13日に着工し、20年夏の開業を目指す。中禅寺湖畔に、レストランやスパ、温泉大浴場などを備えた高級ホテルを整備する計画で、国際観光地としての魅力向上につながると期待されている。設計は日建設計が担当している。
建設地は日光市中宮祠2482ほか。旧日光レークサイドホテルの跡地で、敷地面積は約1万9000平方メートル。
建物はRC造4階建て延べ約1万4300平方メートルの規模で、94の客室を設ける予定。1室当たりの広さは50平方メートル以上とし、それぞれの客室から中禅寺湖や男体山などの眺望を楽しむことができるようにする。内部と外部が連続し、四季折々の自然の変化を感じる空間デザインを採用するという。
ザ・リッツ・カールトンは、世界有数のホテルチェーンであるマリオット・インターナショナル(米国)による最高級ブランドで、日本では、京都、大阪、東京、沖縄で展開している。東武鉄道とマリオット・インターナショナルは日光での新規出店契約を16年11月に結んでいた。
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