2018年1月29日月曜日

【回転窓】つながりを保つ「またね」

「きょう一日、ありがとうございました!」。少年サッカーの大会で、1試合終えた子どもたちが相手チームのコーチや関係者に大きな声であいさつをしていた▼このあいさつ、普段は練習や大会を終えた時に保護者に向かって行っているものという。「あいさつはとても大切」というコーチの教えを忠実に実践し、まだ試合が残っているのにいつものあいさつをする子どもたちのほほえましい光景に、保護者たちも大いに和んだ▼建設関係団体が主催する新年賀詞交歓会や懇談会が各地で開かれている。「また一年よろしく」「インフルエンザ大丈夫?」。会合で顔を合わせた取材先の方々が、短くてもそうしてあいさつの声を掛けてくださると、記者としてもうれしいものである▼「またね」「またお会いしましょう」-。以前に取材で会った人から、別れ際のあいさつにそんな一言を添えるよう努めていると聞いた。さりげないが、再会を前提に人とのつながりを促すとても温かい言葉だと感じた▼転勤に人事異動と今年も間もなく別れの季節が来る。「またね」。あいさつの言葉に気持ちを込め、人のつながりを保ちたい。

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