筑波大学は12日、「アリーナ事業アドバイザリー業務」の委託先を決める公募型プロポーザルを公告した。茨城県つくば市に計画中のアリーナ建設で、事業の可否を決める判断資料の作成などを委託する。企画提案書を31日まで受け付ける。2月上旬に審査を実施する。結果の通知日は未定。契約期間は7月末まで。業務の予算額は3000万円(税込み)。
業務では民設民営などの民間出資を視野に、建設費などの具体的な事業スキームを調査・検討する。
参加は、本年度の全省庁統一資格または同大学の競争参加資格のうち、関東・甲信越地域の「役務の提供」の資格を持つ者から受け付ける。過去10年間で国や地方自治体、国立大学法人などで事業導入の可能性調査またはアドバイザリー業務の実績があることも求める。
アリーナの建設候補地は、つくばエクスプレス(TX)つくば駅近くの職員宿舎敷地(吾妻2の10、敷地面積3万3449平方メートル)。商業地域に指定されており、容積率は400%、建ぺい率は80%が上限に指定されている。宿舎は18年度末までに廃止する予定。
アリーナの収容人数は7000~8000人程度の規模を想定する。事業に着手する場合、早ければ20年度の完成を予定する。
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