2018年4月3日火曜日

【LED800万球で幻想的な世界演出】大井競馬場で大規模イルミネーション実施

イルミネーションのイメージ
(ⓒ TOKYO MEGA ILLUMI)
東京都競馬(東京都大田区、山口一久社長)は大井競馬場(東京都品川区勝島2の1の2)にイルミネーションスポット「TOKYO MEGA ILLUMINATION」を新設する。800万球のLED電球を設置し、関東最大級のイルミネーション施設とする方針。競馬場に大規模なイルミネーションを施すのは世界初の試みで、競馬場ならではの世界観を大切にしながら、東京の過去、現在、未来を先端技術で表現する。10月7日にグランドオープンする予定だ。

 イルミネーションの整備事業は東京都競馬と、大井競馬場で競馬を主催する特別区競馬組合(東京都品川区、管理者=松原忠義大田区長)の共同で実施する。
 コンセプトは「TOKYO MEGA CITY~超体感型イルミネーション」。内馬場は江戸~昭和の東京の歴史、入り口から観覧エリアは東京が誇る最先端技術など未来を感じられるイルミネーションを設置する。内馬場と観覧エリアを接続する地下道では、過去と未来を行き来するタイムトンネルを表現する。

 広さ1haに及ぶイベントスペース「ウマイルスクエア」で計画している直径約35m、高さ約8mの巨大円筒型LEDビジョン「ウマイルミスクリーン」では、馬の生涯を光で表現する。初年度の営業期間は10月7日~12月28日、19年1月12日~3月31日。今月から9月までの大井競馬場のナイター「トゥインクルレース」期間中に一部施設を先行公開する。

 東京都競馬は3月26日に大井競馬場内で記者会見し、イルミネーション整備事業の概要を発表した。会見で特別区競馬組合の斉藤弘副管理者は、馬券をインターネットで購入する層が全体の60%を占める中、競馬と競馬場の魅力を知ってもらうイルミネーション事業で集客を増やし、「大命題の競馬場の活性化につなげていきたい」と話した。

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