◇建設業の皆さんと共に作る◇
専門工事会社の施工能力の「見える化制度」や、安全衛生経費が労働者に行き届く方策など、担い手確保のため“人”や“現場”に焦点を当てた諸施策の検討に携わる。「自分だけでは仕事はできない」と建設現場を支える専門工事業との対話を大切にし、ベテランから中堅・若手まで幅広い世代の声に耳を傾ける。
若い人たちが働きたいと思う建設業にしていくため、「いま現場で汗を流している若手世代にも引き続き意見を伺いたい」という。業種それぞれに歴史や文化、思いがあることを踏まえ、「まとめ過ぎない範囲で一体感を持たせ、社会にも信頼される、そんな仕組みや制度を皆さんと共に作っていきたい」。
入省を機に建設の世界へ。8年目に九州地方整備局に計画・建設産業課長として赴任。そこで出会った地域建設業団体の幹部から「自分たちがインフラを造っている」「自然災害など何かあったら自分たちが守る」など熱い思いに触れた。
何も知らず怖いもの見たさで飛び込んだ建設業界だったが、「地域建設業の心意気が国土を支え、生活を守っている」と実感している。
毎朝夫婦で歩いて通勤。仕事への頭の切り替えや、相談にのってもらう大事な時間だ。休日は宝塚観劇やラグビー観戦に足を運ぶ。ジョギングや散歩でリフレッシュすることも。平日も休日も「楽しくです」と笑顔がはじける。
(建設市場整備課専門工事業・建設関連業振興室長、おおい・ゆうこ)
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