東京都は、10月11日開業予定の豊洲新中央卸売市場(江東区豊洲6)の隣接地に整備する千客万来施設の事業スケジュールを明らかにした。
万葉倶楽部(神奈川県小田原市、高橋理社長)を代表とする開発事業者が公募時に提案した商業棟、温泉・ホテル棟の施設規模・コンセプトを順守する。両棟とも20年10月に着工し、22年12月の完成を目指す。8月31日に都と万葉倶楽部が合意した。
千客万来施設は豊洲市場の青果棟がある5街区(面積約6000平方メートル)と、水産仲卸売場棟が立つ6街区(同約1万平方メートル)に整備を計画している大型商業施設。都は6街区を先行開業する方針で、商業棟(延べ1万9200平方メートル)と、温泉・ホテル棟(延べ2万2700平方メートル)を新築する。5街区の一部を使い、立体駐車場棟(19年3月着工、同12月完成)を万葉倶楽部側が整備する方針も決めた。
6街区の施設開業は23年度を見込む。その間、豊洲地区のいぎわい創出のため両街区を臨時活用する。5街区は19年1~3月、6街区では19年4月~20年9月ごろまでイベントを随時開催する。5街区には飲食・物販店、イベント広場などで構成する仮設の場外市場も設ける。19年度に工事を終え、22年度末ごろまで運営し、6街区の千客万来施設に役割を引き継ぐ。
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