石井啓一国土交通相は13日、6日未明に発生した北海道胆振東部地震の被災地を視察した。
午前に新千歳空港で空港施設の状況を確認した後、液状化現象で道路の陥没被害などがあった札幌市清田区の住宅街を視察。続いて最大震度7を観測した厚真町へ向かった。
厚真町では富里地区の土砂災害を視察したほか、厚真町役場で窪田毅北海道副知事、宮坂尚市朗厚真町長、及川秀一郎安平町長、渋谷昌彦むかわ町副町長と意見交換した。全国から集まった緊急災害対策派遣隊(テックフォース)の隊員も激励した。視察後、石井国交相は「国土交通省として一日も早い被災者の生活再建支援や被災地の復興に全力で取り組む」と述べた。
□政府、激甚災害指定へ□
政府は13日、6日未明に発生した北海道胆振東部地震を「激甚災害」に指定するとの見通しを明らかにした。被災自治体が行う農道や林道などの災害復旧事業費に対して、国庫補助率を従来の82%程度から95%程度へと引き上げる。
特に最大震度7という強い揺れに見舞われ被害が拡大した北海道南部の厚真町をはじめ、安平、むかわの両町については、道路など公共土木施設の災害復旧事業費も手厚く支援する考え。
早期の復旧・復興に向け、国庫補助率を従来の70%程度から84%程度に引き上げ、早期復旧を後押しする方針だ。
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