2018年9月21日金曜日

【首都高、日本橋地下化へ関連業務発注】都心環状線・神田橋~呉服橋間の施工法検討


 首都高速道路会社は20日、「都心環状線(竹橋・江戸橋JCT付近)の更新における神田橋から呉服橋間の構造及び施工法検討」業務の委託先を決めるため、公募型プロポーザルの手続きを開始した。都心環状線の日本橋区間の地下化に向けた関連業務で、業務規模は6110万円。

 参加表明書を10月5日まで、技術提案書と見積書を同24日まで受け付ける。契約手続きは本社財務部契約課が担当する。参加資格は橋梁設計の認定を受け、所定の業務実績を持つことなど。

 都心環状線の竹橋~江戸橋ジャンクション(JCT)付近の更新区間のうち、神田橋から呉服橋間を対象に、高架橋の仮受け橋脚などの構造検討や概算設計、施工法などの検討を行う。履行期間は300日間。

 既設橋脚(7柱)の仮受け構造の概算設計と耐震照査では、仮受け構造6柱のうち4柱を地下躯体構造と一体化する考え。地下躯体関連では矩形トンネル(本線内外回り一体構造約400メートル、八重洲分岐線内回り約90メートル、八重洲線外回り約180メートル)の概略設計(13断面の検討想定)を進める。

 同トンネルの躯体構築では既設八重洲線を活用した施工法を検討する。一般部は開削工法を、常盤橋門史跡範囲(延長約100メートル)では非開削工法(パイプルーフ工法)をそれぞれ想定している。

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