駒井ハルテックは25日、兵庫県豊岡市日高町久斗で同社が施工中の北近畿豊岡自動車道「日高豊岡南道路日高神鍋高原IC橋鋼上部工事」の現場見学会を開いた。
地元の県立豊岡総合高等学校環境建設工学科の生徒16人(2・3年生)と引率教諭ら約20人が参加した。普段目にすることのない鋼橋の製作過程や架設方法などの説明を受けた後、橋桁の上から施工状況を見学した。
見学会では冒頭、発注者である近畿地方整備局豊岡河川国道事務所の山中一紀建設監督官があいさつし、北近畿豊岡自動車道の整備効果や整備状況などを説明した。
同社の橋本真一郎神鍋高原IC橋作業所長らが、鋼橋の製作過程や生産性・品質向上のための3次元モデルを活用するCIM(コンストラクション・インフォメーション・モデリング)などをパンフレットを使い紹介した。
現場見学のほか鋼橋に欠かせない高力ボルトの締め付け体験も行われ、生徒らは1本当たりの締め付け力が22トンもあるボルト締め付け強度に感嘆の声を上げていた。
北近畿豊岡自動車道は兵庫県豊岡市を起点に丹波市に至る延長約70キロの高規格道路。このうち日高豊岡南道路の延長は6・1キロ。
日高神鍋高原IC橋の構造形式は、鋼2径間連続非合成少数鈑桁橋。橋長71・5メートル。支間長34メートル。幅員19~23メートル。鋼材重量約266トン。高力ボルト本数1万5422本。工期は18年1月18日~19年1月31日。
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