2018年9月19日水曜日

【みんなで一緒に学校をきれいに】大阪府建団連、東大阪市の小学校でリフォーム体験開く

 大阪府建団連(北浦年一会長)は16日、大阪府東大阪市の市立柏田小学校で、ボランティアリフォーム施工体験学習を行った。

 建設業振興基金から受託した「建設産業担い手確保・育成コンソーシアム地域連携ネットワーク構築支援事業」における取り組みの一環。今回は府立布施工科高校と大阪市立都島工科高校の計31人と柏田小の6年生27人が靴箱と傘立ての塗装作業を体験した。

 このボランティアリフォーム施工体験学習は、リフォームを希望する小学校・幼稚園で、事前に講習を受けた高校生が、児童・園児らに教える形で実際の作業を行うことで、より効果的な技能習得を図るとともに、施工体験を通じて、子どもたちに建設業に親しみを感じてもらうのが目的。参加する高校生は前日の15日に枚方市の府立北大阪高等職業技術専門校で学科・技能等の講習を行った。

 当日は、高校側から布施工科高校の1~2年生17人、都島工業高校の2~3年生14人とその指導教諭ら、小学校側から6年の児童27人と野々村礼二校長らが参加。建団連側からは邑智保則副理事長をはじめ、指導・作業を担当する大阪府塗装工業協同組合の川原貞儀理事長らが参加した。建設業振興基金の土井直樹経営基盤支援センター地域連携ネットワーク支援担当部長が視察に訪れた。

 開講式では、最初に邑智理事長が「今日は靴箱と傘立てにペンキを塗ってもらう。ゆっくりで良いので、きれいに塗ることを心掛けてほしい。ものづくりの楽しさと完成の喜びを感じてほしい」とあいさつした。土井部長の祝辞に続いてあいさつした野々村校長は「6年生は高校生の皆さんと一緒になって良いものを作ってほしい。来週、下級生に自慢できるよう頑張ってほしい」と激励した。

 この後、生徒・児童らはリフォーム内容などについて説明を受けた後、衣服が汚れないようにするための養生服を身に付け、靴箱と傘立ての塗り直し作業に挑戦。高校生や職人の指導を熱心に聞き入る姿が見られた。頭髪に塗料を付けながらも一心不乱に色を塗る姿や、不慣れな手つきながらも丁寧にはけ・ローラーを動かす姿が見られるなど、夢中になって作業に没頭していた。

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