2019年12月2日月曜日

【大成建設JV、JSCに引き渡し】新国立競技場、五輪本番へ準備ラストスパート

11月30日、大成建設JVからJSCに引き渡された新しい国立競技場。
絵画館前のエリアではサブトラックの整備が進む
大成建設・梓設計・隈研吾建築都市設計事務所JVが設計・施工を手掛けた「新国立競技場」(東京都新宿区、渋谷区)。2016年12月の本体着工から3年を経て完成を迎えた。

 日本スポーツ振興センター(JSC)によると、今月中旬にメディア向けの見学会と竣工式を開いた後、21日にオープニングイベントを開催。五輪イヤーの幕が開ける20年1月1日に行われる天皇杯JFA全日本サッカー選手権大会の決勝戦が、生まれ変わった国立競技場のこけら落としとなる。

 竣工引き渡しに当たり、大成建設の山内隆司代表取締役会長は「国民からの注目が高いプロジェクトで責任の重さを強く感じていた。計画通り竣工を迎え共同企業体として喜ばしく思っている。緑豊かな神宮の杜と調和し、新時代のスポーツ・文化を発信するスタジアムとしてわが国や世界の人々との交流の場となり、長く愛されスポーツ文化の発展に活用されることを願っている」とのコメントを発表した。

 20年東京五輪・パラリンピックの大会本番に向け、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が仮設オーバーレイ工事をスタートさせる。契約先は競技場内部が大成建設、周辺の神宮外苑地区は電通ライブ。東京五輪は来年7月24日に開会式を迎える。

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